【12月26日 AFP】中国の第5世代ステルス戦闘機の最新型「FC31鶻鷹(FC31 Gyrfalcon)」の試験飛行が先週23日に行われていたことが明らかになった。

 26日付の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、初めての試験飛行が行われたのは「殲31(J31)」の最新版で、「FC31鶻鷹」と改称されたステルス戦闘機。いわゆる「第5世代」の双発戦闘機で、米国の最新鋭ステルス戦闘機F35の対抗機とみなされている。

 同紙は「ステルス性能、電子機器の性能が向上し、最大積載量も増えた」とする専門家の談話を引用している。製造メーカーは中国航空工業集団(AVIC)の子会社、瀋陽飛機工業(Shenyang Aircraft)。価格は7000万ドル(約82億円)程度と見込まれており、欧州共同開発戦闘機「ユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)」のような価格がより高い第4世代機の市場に食い込む構えだ。(c)AFP