【12月26日 AFP】16NFLは25日、第16週の試合が行われ、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)は第4クオーターに21得点と攻撃陣が爆発し、アメリカン・カンファレンス(AFC)北地区の王座を争うボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)との直接対決で、31-27と白星を収め、地区優勝を果たした。

 10点差を追って最終クオーターを迎えたスティーラーズは、試合時間残り9秒でQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)が4ヤードのタッチダウンパスをアントニオ・ブラウン(Antonio Brown)に通し、逆転勝利を飾った。

 同地区のライバル、レイヴンズから直近5試合では初めての勝利を挙げたスティーラーズは、4連敗のあと6連勝を記録し、通算22度目の地区制覇を遂げた。

 一方、レイヴンズがこの敗戦でプレーオフ進出の可能性が断たれたことで、この日デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)と対戦したカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)のプレーオフ進出が、その試合の開始を前に決まった。

 昨季の第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)を制したブロンコスは、再びポストシーズンへ進むわずかな可能性があったもののチーフスに10-33と完敗し、望みを絶たれた。王者が翌シーズンのプレーオフを逃すのは、ここ20年間では8度目となっている。

 序盤にタイリーク・ヒル(Tyreek Hill)が70ヤードのランからタッチダウンを決め、トラビス・ケルシー(Travis Kelce)がQBアレックス・スミス(Alex Smith)のスクリーンパスから80ヤードのタッチダウンを記録したチーフスは、そのリードを守りきって今季の戦績を11勝4敗とし、ここ4シーズンで3度目のプレーオフに駒を進めている。

 チーフスは、第17週の試合でサンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)に勝利した上、AFC西地区首位のオークランド・レイダース(Oakland Raiders)がブロンコス敗れれば、地区優勝を飾ることになる。(c)AFP