【12月25日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)が、審判に対する選手の振る舞いを改善するべく、新たな規則の導入を検討していることがわかった。FIFAで技術開発部門の責任者を務めるマルコ・ファン・バステン(Marco van Basten)氏が24日に明かした。

 元オランダ代表で、指導者としての経験も持つファン・バステン氏によれば、サッカーでもラグビーに倣い、主審と言葉を交わせるのは両チームの主将のみという方策が取られるようになる可能性もあるという。

 同氏は英BBCで、「今は試合中に不満を言う選手が多い。選手の振る舞いは改善できると確信しているし、正しい方向に戻したいと考えている」と話した。

 そして、サッカーがラグビーから学べる部分はあるかと問われると、「すべてのスポーツから学べると思うし、ほかのスポーツもサッカーから学べると思うが、われわれはこの問題に立ち向かわなくてはならない」と答えた。

「審判を助けるためにも、何か手を打たなくてはならない部分だ。われわれは、優れた商品を生み出したい。ダイナミックで、エキサイティングな商品だ。しかし同時にそれは、最終的に誠実なものでなくてはならない」

「サッカーの試合中には、いろいろな感情が渦を巻く。それ自体はいいことだ。しかし、われわれはそれをコントロールしなくてはならない」 (c)AFP