【12月22日 AFP】世界で最も太っているとされるメキシコ人男性が来年、胃バイパス手術を受け、590キロの体重を半減させる計画を立てている。男性の主治医が21日、明かした。

 ホセ・カスタネダ・クルス(Jose Castaneda Cruz)医師によると、フアン・ペドロ(Juan Pedro)さん(32)は、糖尿病や高血圧、慢性閉塞性肺疾患を患っており、健康リスクを下げるために体重を大幅に減らす必要があるという。

 名字をメディアに公開していないフアン・ペドロさんの手術についてクルス医師は報道陣に対し、「合併症のリスクが極めて高いため、6か月の間隔を空け、2回に分けて行う予定だ」と述べた。

 クルス医師は最初の6か月でフアン・ペドロさんの体重を59キロ落としたいと考えている。それだけで肥満に関連するがんのリスクを52%下げることができるからだ。

 フアン・ペドロさんは報道陣に、「ゆっくりとでも確実に、目的を達する」と語った。(c)AFP