【12月21日 AFP】英サッカー界を揺るがせている、元ユースチーム指導者による選手らへの性的虐待疑惑で、全国警察署長委員会(NPCC)は21日、最年少の被害者は4歳だった可能性があることを明らかにした。

 NPCCはこの問題に関する最新情報として、事件に関わりのあるクラブ、容疑者、被害を受けた可能性のある選手の数が大幅に増加したと発表。これまでに148のクラブ、加害者の可能性がある指導者ら155人、被害を受けた可能性がある当時4~20歳の選手ら429人が調査の対象となっていると述べた。

 問題が明るみに出たのは、元選手のアンディ・ウッドワード(Andy Woodward)氏が先月、クルー・アレクサンドラFC(Crewe Alexandra FC)でプレーしていた際、児童性的虐待の罪で有罪判決を受けた元受刑者から虐待されていたことを告白し、その後、複数の元プロ選手たちが同様の虐待被害を受けていたと名乗り出たことがきっかけだった。(c)AFP