【12月19日 AFP】英BBCは18日、2016年の「BBCスポーツ・パーソナリティー・オブ・ザ・イヤー生涯功労賞(BBC Sports Personality of the Year Lifetime Achievement Award)」を発表し、リオデジャネイロ五輪で5個の金メダルを獲得してキャリアの最後を飾った競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)が選出を果たした。

 五輪の舞台で金メダル23個を含む計28個のメダルを手にしてきたフェルプスは、今夏のリオ五輪でも、個人種目の男子200メートルバタフライと男子200メートル個人メドレーに加え、三つのリレー種目で表彰台の頂点に立った。

 男子100メートルバタフライでも銀メダルに輝くなど、ブラジルでの傑出したパフォーマンスは、引退撤回の決断が正当なものだったことを証明した。

 五輪での合計メダル数で、1956年から1964年にかけて18個のメダルを勝ち取った旧ソ連の体操選手ラリサ・ラチニナ(Larisa Latynina)氏に10個の差をつける31歳のフェルプスは、「生涯功労賞という権威ある賞を受賞し、スポーツ界における多くの偉人たちの足跡をたどることができて興奮しています。素晴らしい一年を締めくくるにふさわしい形になりました」とコメントした。

 過去には、サッカーのペレ(Pele)氏やデビッド・ベッカム(David Beckham)氏らが同賞を受賞している。(c)AFP