【12月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元ドライバーで、スキー事故による大けがに見舞われたミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体に関して、同氏のマネジャーが17日、今後も公表することはないと話した。

 仏アルプス(French Alps)で事故に遭ってから、29日で3年目となるシューマッハ氏だが、家族と親しい知り合いはほぼ沈黙を守っている。スイスの自宅でリハビリを続けているともいわれるが、現在の状況は謎に包まれている。

 マネジャーのザビーネ・ケーム(Sabine Kehm)氏は、「ミハエルの状態は公にするような事柄ではなく、われわれがその件についてコメントすることはありません。ミハエルのプライバシーを可能な限り守る必要があります」と述べた。

「納得できない方もいるかと思いますが、こうした考え方はミハエルの姿勢とも完全に一致するもので、われわれとしては、ご理解いただき感謝しますと言うことしかできません」

 シューマッハ氏の家族は現在、年間優勝7度を誇るチャンピオンのサポートを続けるファンへの感謝を込めて、「キープ・ファイティング(Keep Fighting)」というイニシアチブを立ち上げようとしている。

 コリーナ(Corinna Schumacher)夫人は、「私たちは、あきらめずに闘い続けている人たちを勇気づけたいと思っていますし、このイニシアチブは、ミハエルのファンに対するまた一つ新たな敬意と感謝の表れでもあります」とコメントした。(c)AFP