【12月15日 AFP】米大リーグ(MLB)のシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)は14日、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)からフリーエージェント(FA)になっていたデレク・ホランド(Derek Holland)と、600万ドル(約7億円)の1年契約で合意したことを発表した。

 30歳のホランドは今季、レンジャーズで22試合に登板して7勝9敗、防御率4.95の成績を残している。同選手は、レンジャーズが1100万ドル(約13億円)の契約を破棄し、かわりに150万ドル(約1億7600万円)のバイアウト(解約金)の支払いを決めたことで、フリーエージェントになっていた。

 過去3シーズンは度重なる故障に悩まされ、戦列を離れるなど苦しんできた左腕の契約には、200万ドル(約2億3000万円)のボーナスも含まれている。

 今シーズン開幕時は、先発ローテーションの一角としてスタートしたホランドは、4月まで3勝1敗、防御率2.48をマークしていたが、左肩の炎症のため、6月22日に故障者リスト入りした。

 ホワイトソックスのリック・ハーン(Rick Hahn)ゼネラルマネジャー(GM)は声明で、「ローテーションに厚みと柔軟性をもたらしてくれる」とコメントするなど、大きな試合でも実績を残してきたホランドに期待を寄せる。

 レンジャーズ一筋で8シーズンを過ごしたホランドは、通算179試合に登板して62勝50敗、防御率4.35を記録している。(c)AFP