【12月13日 AFP】米ホワイトハウス(White House)と共和党上院トップのミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務は12日、ロシアが米大統領選に干渉したと米中央情報局(CIA)が結論付けたとの報道を受け、議会での調査を呼び掛けた。

 ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)米大統領報道官は「この問題における議会調査の原則を長い間支持してきた」とし、調査には「正当な理由がある」と述べた。

 一方マコネル氏は上院情報特別委員会(Select Committee on Intelligence)でこの問題を取り上げるべきと述べた。同氏の妻、エレーン・チャオ(Elaine Chao)氏はトランプ次期政権で運輸長官への起用が発表されている。

 ここ数日、米メディアは、ロシアが米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を勝たせるため、民主党全国委員会(DNC)などへのサイバー攻撃で入手した資料を流出させたとCIAが結論付けたと報じている。

 これに対しトランプ氏はCIAの結論を「ばかげていると思う」と反発。事前の世論調査で優勢との結果が出ていながら大統領選で敗北した民主党があがいているだけだとこき下ろした。

 トランプ氏は12日にも「仮に正反対の選挙結果で、われわれの方がロシアやCIAのことを持ち出したら陰謀論と言われるに決まっている!」とツイッター(Twitter)上で述べ、CIAの結論を認めない姿勢を示した。(c)AFP/Paul Handley, with Jennie Matthew in New York