【12月13日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)にあるキリスト教の教会で爆弾が爆発した事件で、アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領は12日、22歳の男による自爆攻撃だったと断定した上で、容疑者4人の身柄を拘束したと明らかにした。

 事件は11日、キリスト教の一派コプト教の聖マルコ大聖堂(Saint Mark's Cathedral)に隣接する聖ペテロ・聖パウロ教会(Saint Peter and Saint Paul Church)で礼拝中に発生し、保健省によると25人が死亡した。死者の大半は女性だったとされる。エジプトで人口の約10%を占めるコプト教徒を標的とした攻撃としては近年で最悪レベルの事件となった。

 シシ大統領はこの日営まれた犠牲者の葬儀に出席し、マフムード・シャフィーク・モハメド・モスタファ(Mahmoud Shafik Mohamed Mostafa)と特定された自爆犯が実行したと発表。拘束した4人のうち1人は女だとも明らかにした。当局はさらに容疑者2人の行方を追っているという。(c)AFP