【12月11日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の王者を決めるMLSカップ(MLS Cup 2016)が10日、カナダ・トロント(Toronto)で行われ、シアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders)がトロントFC(Toronto FC)との両チーム0-0で迎えたPK戦を5-4で制し、クラブ史上初のリーグ制覇を達成した。

 サウンダーズは120分を通じて枠内シュートを1本も打つことができなかったが、ロマン・トーレス(Roman Torres)が最後のPKを成功させ、初めてMLSカップに勝ち進んだトロントFCを後押しする本拠地のファンを落胆させた。

 全体に見どころの少ない試合ではあったが、どちらかといえば好機を作っていたのはトロントFCの方で、特に延長戦に入ってジョジー・アルティドール(Jozy Altidore)が放ったヘディングシュートは惜しかったが、サウンダーズ主将のGKステファン・フライ(Stefan Frei)のスーパーセーブに阻まれた。

 また、トロントFCの攻撃の柱であるセバスティアン・ジョビンコ(Sebastian Giovinco)は、遠目からのFKのチャンスが2回があったが、どちらもボールを壁に当ててしまった。

 今季21ゴールを挙げたジョビンコだが、この日はMLS有数の選手との評価に見合った輝きはほとんど放てず、失意の残る夜を過ごした。(c)AFP/Simon Evans