【12月11日 AFP】16-17スペイン1部リーグは10日、第15節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-0でオサスナ(CA Osasuna)を下し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。

 前節レアル・マドリード(Real Madrid)戦は終了間際に同点に持ち込まれ、どうしても勝利を必要としていたバルセロナは、後半15分にきれいなパスワークからルイス・スアレス(Luis Suarez)がゴールを流し込んで均衡を破ると、終盤にリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2点を追加して突き放した。

 メッシはこれでリーグ戦の得点数を11に伸ばし、レアルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を抜いてリーグ得点王に立っている。

 スアレスはBeINスポーツ(BeIN Sports Spain)に対して、「僕たちはバルセロナだし、絶対にあきらめないのは自分たちでわかっている。僕らは優勝候補だし、たとえ4、5、6、7ポイント離されようがあきらめない」と話した。

 しかしチームは、前半のうちに試合を決めていてもおかしくないなかで、スアレスとメッシがそれぞれ2度ずつ絶好機をふいにしてしまった。主将のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が復帰して以来、内容の改善はうかがわせるものの、危うくこの日も決定力不足の代償を支払わされるところだった。

 チームを率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「我慢強く戦い、チャンスも数多くあった。先制して、それで落ち着けたのがカギだった。得点したのは後半だったが、前半に先制して、もっと楽な試合になっていてもおかしくなかった」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING