【12月10日 AFP】約9900万年前の琥珀(こはく)の中から、羽毛で覆われた恐竜のしっぽの一部が発見されたという論文が8日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に発表された。

 この琥珀は、論文の執筆者の一人である中国地質大学(China University of Geosciences)の邢立達(Lida Xing)氏が昨年、ミャンマーの琥珀市場で見つけたもの。

 カナダの王立サスカチュワン博物館(Royal Saskatchewan Museum)のライアン・マッケラー(Ryan McKellar)氏によると、発見されたしっぽは幼い個体のもので8個の椎骨から構成されていた。しっぽを覆う羽毛は立体的に保存されており、顕微鏡でしか見えない微細な構造も残っていた。(c)AFP