【12月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は8日、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)とメスト・エジル(Mesut Ozil)が、18か月後に迎える契約満了を前にチームを退団する可能性を否定した。

 英メディアが今週、チリ代表FWのサンチェスとドイツ代表MFのエジルの両選手がプレミア最高額に近い給与を新契約で要求していると報じる中、チームを率いるベンゲル監督は、現在の契約終了後の残留は保証できないとしたうえで、今後1年半の間に2選手が放出されることはないと断言した。

 アーセナルの練習場ロンドン・コルニー(London Colney)で行われた記者会見に臨んだベンゲル監督は、「両選手は、最低でも今後18か月間はここに残る。同じことを繰り返し言うことはできない」と語った。

「皆さんは、交渉は私的かつ内密であり、われわれが毎日公に出てきて、サッカーの交渉の場で何がなされるかを説明するなんてことはしないと受け入れる必要がある」

「われわれはプロだ。完全な献身をもって、契約の最後まで仕事をこなすんだ。2人は契約が18か月残っているのだから、何が起ころうとも、18か月間はここにとどまる。彼らがそれ以上長く残留してくれるといい」

 現在、27歳のサンチェスと28歳のエジルはともに好調で、チームもリーグ戦で2位、サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)ではベスト16入りを決めている。(c)AFP