【12月9日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は8日、グループリーグ第6節の試合が各地で行われ、グループAのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)が移籍後初得点を記録するなど、FCゾリャ・ルハンシク(FC Zorya Luhansk)に2-0で勝利し、決勝トーナメントに進出した。

 勝ち点1以上でグループ突破が確定する状況だったユナイテッドは、後半3分にムヒタリアンが先制ゴールを決めると、終盤にはズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の追加点で突き放し、フェイエノールト(Feyenoord)に1-0で勝利したフェネルバフチェ(Fenerbahce)に次ぐグループ2位で32強入りを果たした。

 アルメニア代表のムヒタリアンは、BTスポーツ(BT Sport)に対して「ゴールを決める瞬間を長い間待っていた。今度はホームで得点したいので、次はオールド・トラフォード(Old Trafford)だね」とコメント。

「重要なことはこの試合に勝ち、グループを突破することだった。前半は最後のパスを通すことができず、苦しい展開になったけれど、後半はウインガーとストライカーのためにスペースを作ることができた」

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、クラブ加入直後は苦しみながらも、徐々に本領を発揮し始めたムヒタリアンについて、「彼はフィジカル面と戦術面で一生懸命に取り組んでいる。素晴らしい実力を備えているのは獲得したときからわかっていた」と称賛した。

「今はプレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)で良いパフォーマンスを披露している。ようやくゴールも決められて彼も喜んでいるはずだ。私もとても満足している」

 イングランド・プレミアリーグ勢では、ユナイテッドとともに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)からヨーロッパリーグに回るトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が決勝トーナメントに進出したが、その一方でサウサンプトン(Southampton FC)がグループ敗退に終わった。

 グループKのサウサンプトンは、最終節で勝利するかスコアレスドローに終わればベスト32に進出できたものの、ハポエル・ベアシェバ(Hapoel Beer-Sheva FC)と1-1で引き分け、グループ3位に終わった。(c)AFP/Andy SCOTT