【12月8日 AFP】2026年大会からのW杯本大会の参加枠拡大について、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長が、出場48か国を3チームずつ16組に分けてグループリーグを開催する案に意欲的であることがわかった。7日、FIFAに近い筋がAFPに明かした。

 この情報筋によれば、この新方式を「インファンティーノ会長は気に入って」おり、2017年1月9日と10日にチューリヒ(Zurich)で行われるFIFA評議会で提案する。情報筋によれば、新方式の概要を示した書簡が、7日に評議員の元へ送られる予定だという。

 インファンティーノ会長は以前、出場48チーム、ただし「プレーオフ」を行い、グループリーグへ勝ち進めるのはこれまで通り32チームという案を支持する発言を行っていた。

 情報筋によれば、「予選を突破したすべてのチームが、少なくともグループリーグ2試合を戦い、各組上位2チームが、32チームで争う決勝トーナメントに進む」方式だという。

 W杯の参加枠については、現行の32か国、40か国へ拡大、48か国へ拡大と、複数の案が候補に挙がっており、評議会は来年1月の会合で投票を行い、新たな大会方式を決定する。

 また48か国案でも、まずは32か国によるプレーオフを行い、その勝者にシード国16チームを加えた32か国でグループリーグを行うという案と、インファンティーノ会長が意欲的だという今回の新方式の2種類の候補がある。前者の場合、プレーオフは本大会開催国で行われるが、敗れたチームはわずか1試合で大会を去ることになる。

 情報筋は16グループ案について、「こちらの場合、少なくとも各チーム2試合が保証され、その後に32チームでトーナメント方式の試合を行う」と話している。

「加えて、このやり方には二つの利点がある。各大陸連盟に突破枠が保証されること、そして観客やテレビ局、スポンサーにわかりやすいということだ」 (c)AFP