【12月8日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は7日、ドーピング問題によるロシアへの制裁措置を、別途通知を行うまで延長すると発表した。

 IOCは今年7月、世界反ドーピング機関(WADA)が公表したカナダのリチャード・マクラーレン(Richard McLaren)氏の報告書で、ソチ冬季五輪やソチ冬季パラリンピックにおける薬物検査が国家ぐるみの陰謀で不正に操作されたと明らかになったことを受け、ロシアに制裁を科していた。

 これにより、ロシアの選手は100人以上がリオデジャネイロ五輪から除外され、リオデジャネイロ・パラリンピックでは全面的に出場を禁止された。

 マクラーレン氏の報告書の第2弾が9日に発表されるのを前に、英ロンドン(London)で行われたIOC理事会は、「別途通知を行うまでロシアに対する暫定措置を延長すること」を決めた。

 法律家であるマクラーレン氏の詳細な新報告書が発表されることで、再びロシアのドーピング問題が暴露されることになるとみられている。(c)AFP