【12月8日 AFP】スイス西部パイエルヌ(Payerne)で7日、同国の冒険家が成層圏到達を目的とするソーラー飛行機を公開した。7月には別のスイス人飛行士2人が、太陽光のみをエネルギー源とする飛行機での世界一周という偉業を達成したばかり。

 このプロジェクトを企画したラファエル・ドムヤン(Raphael Domjan)氏によると、太陽光をエネルギー源とする有人飛行機では初となる成層圏飛行の実現を目指す「ソーラーストラトス(SolarStratos)」は流線形をした白色の複座飛行機で、長い翼には22平方メートルの太陽電池パネルが取り付けられている。

 ドムヤン氏はパイエルヌ空軍基地での同機のお披露目後に出した声明で、「われわれの目標は、現在の技術を使えば化石燃料が可能としている以上のことが実現できる可能性を示すことだ」と述べた。

 同声明によると、ソーラーストラトスは2017年2月に試験飛行を開始。同年夏に中高度飛行、2018年に初の成層圏飛行を目指している。(c)AFP