【12月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は7日、グループリーグ第6節が各地で行われ、グループHのユベントス(Juventus)は2-0でディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に勝利し、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。

 すでにベスト16入りを決めているユベントスは、セビージャFC(Sevilla FC)とのグループ首位通過をめぐる争いを制するべくディナモ・ザグレブを本拠地に迎え、敵地で4-0と大勝した前回の対戦の再現を目指した。

 ユベントスはほぼ一方的に試合を支配しながらも、肌寒いホームのトリノ(Turin)でゴールを期待するファンを待たせ続けたが、後半7分にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のゴールでようやく均衡を破ると、終盤にはダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)の追加点で突き放し、目的を達成した。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督も、もっと点は取れたはずだとしながらも、「大切なのはこの試合に勝ったことだ。しかし、ボールの後ろに人数を多くかけるチームが相手のときはスペースを見つけるのが難しい。イグアインのゴール後はだいぶ楽になった」とコメントした。

 2015年に決勝進出を果たしているユベントスは、これでグループ4勝目を挙げて勝ち点を14に伸ばし、同日の試合でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)と引き分けたセビージャを勝ち点3差で抑えることに成功した。

 セビージャと勝ち点3差の3位で最終節を迎えたリヨンは、敵地での直接対決に0-1で敗れているため、グループリーグ突破には2点差以上での勝利が必要な状況だった。

 しかし、前半にコランタン・トリソ(Corentin Tolisso)とマチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)のシュートがどちらも枠に阻まれると、そのまま最後までゴールを割ることはできず、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。(c)AFP/Justin DAVIS