【12月7日 AFP】インドネシア生まれのピアニスト、ジョーイ・アレキサンダー( Joey Alexander)さんが6日、グラミー賞(Grammy award)の最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた。まだ13歳だがその才能から天才とも呼ばれるアレキサンダーさんにとっては、前回に続くノミネートとなった。

 ノミネートされたのはジョン・コルトレーン(John Coltrane)の名盤「ジャイアント・ステップス(Giant Steps)」に収録された「カウントダウン(Countdown)」で、アレキサンダーさんのセカンドアルバムからの1曲だ。

 その年齢にそぐわない冷静さと感性でピアノを弾くアレキサンダーさんの姿に、メディアと聴衆からの注目が集まっている。

 アレキサンダーさんは前回のグラミー賞でも2部門でノミネートされたが、いずれも受賞には至らなかった。今回の授賞式は2月12日に米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で行われる。

 アレキサンダーさんの他にノミネートされたのは、コルトレーンの息子のラヴィ・コルトレーン(Ravi Coltrane)さんやフュージョンギタリストのジョン・スコフィールド(John Scofield)さんら。

 バリ島生まれのアレキサンダーさんは、両親のジャズレコードのコレクションからの影響で幼少期にピアノを始めた。(c)AFP