【12月7日 AFP】イスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)の市庁舎前にあるラビン広場(Rabin Square)に6日、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の金色の像が出現した。高さは4メートルあり、6日未明にかけて許可なく設置され、数時間後に撤去された。

 この像を制作したのは芸術家のイタイ・ザライト(Itay Zalait)さんで、独裁政権で見られるような像を再現することで、言論の自由に関する議論を巻き起こしたかったと語っている。

 これに対しミリ・レゲブ(Miri Regev)文化・スポーツ相はフェイスブック(Facebook)で「イスラエルは民主主義の国で世界で最も自由な国の一つだと反論した。

 一方ソーシャルメディア上には、この像について、米主導の有志連合によるイラク進攻後、2003年に引き倒された故サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の像を連想させるとからかう書き込みもみられた。(c)AFP