【12月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は6日、グループリーグ第6節が各地で行われ、グループAのアーセナル(Arsenal)はルーカス・ペレス(Lucas Perez)がハットトリックの活躍をみせるなど、FCバーゼル(FC Basel)に4-1で快勝した。

 グループAのもう1試合でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)がPFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)と2-2で引き分けたため、アーセナルの首位通過が決定。アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、BTスポーツ(BT Sport)に対して、「このグループで首位に立てたのは素晴らしいこと。望んでいた結果になった」とコメントした。

 今夏にスペイン1部リーグのデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)から移籍金1700万ポンド(約23億円)で加入したものの、足首の負傷で1か月以上も戦列から離れていた28歳のペレスは、貴重な先発の機会を見事に生かし、チームを大勝に導いた。

 ペレスは前半8分、キーラン・ギブス(Kieran Gibbs)の折り返しをゴール前で流し込んで先制点を決めると、その後もギブスのシュートのこぼれ球を押し込んで2得点目を記録した。今季は国内カップ戦で格下相手に挙げた2得点にとどまっていたペレスは、さらに後半2分、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)の浮き球のスルーパスに抜け出し、自身にとって忘れられないチャンピオンズリーグ初先発をハットトリックで締めくくった。

 アーセナルは後半8分、メスト・エジル(Mesut Ozil)のお膳立てからアレックス・イウォビ(Alex Iwobi)が追加点を決めると、バーゼルも同33分、交代で出場したセイドゥ・ドゥンビア(Seydou Doumbia)がゴールを決めて本拠地のファンを沸かせたが、勝敗に影響を及ぼすまでにはいたらなかった。

 ベンゲル監督は「自分たちの仕事を力強くこなしたと思う。よく動けていたし、試合の入りが非常に良く、一気にゴールを決めることができた。全体的に納得の内容だった」とコメントした。

 一方、敗れたバーゼルは、グループ最下位となり、今季の欧州の舞台での戦いに幕を下ろすことが決まった。(c)AFP