【12月6日 AFP】米カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)の倉庫で発生した大規模な火災で、死者は5日までに36人に増えた。現場で捜索活動が続く中、検察当局は刑事捜査に乗り出した。

 当局によると、これまでに遺体が収容された死者36人のうち33人の身元が判明。地元アラメダ(Alameda)郡のグレゴリー・アハーン(Gregory Ahern)保安官は、死者にはフィンランド、グアテマラ、韓国出身の外国人3人が含まれると明らかにしている。

 死者の大半は20~30代で、17歳の少年もいた。

 アラメダ郡のナンシー・オマリー(Nancy O'Malley)地区検事は記者会見で、関係者の刑事責任を問うことも視野に捜査を開始したことを明らかにした。

 当局は現場でさらに遺体が収容されるとの見通しを示す半面、死者が大幅に増えるとはみていないとしている。

 火災は2日夜、レイブパーティーが行われている最中に発生。現場となった2階建ての倉庫は「ゴーストシップ(Ghost Ship)」と呼ばれ、芸術家が共同で暮らしていた。(c)AFP/Josh Edelson