【12月5日 AFP】中央アジアのウズベキスタンで4日、長期にわたり強権支配を続けてきたイスラム・カリモフ(Islam Karimov)前大統領の死去に伴う大統領選挙が行われ、翌5日に判明した開票結果によると、シャフカト・ミルジヨエフ(Shavkat Mirziyoyev)大統領代行が圧倒的な勝利を収めて同国第2代大統領への就任が決まった。

 中央選挙管理委員会によると、仮集計の結果、ミルジヨエフ氏の得票率は88.6%に上ったという。

 3200万の人口を抱える同国を27年間にわたって率い、今年9月に脳出血で死去したカリモフ前大統領と同様、ミルジヨエフ氏も圧倒的な差をつけて勝利し、任期5年の大統領の座を手にした。

 ただ欧州安保協力機構(OSCE)が派遣した監視団は、投票中に「票の水増しや代理投票の横行を示唆」するものが複数あったと指摘している。

 一方で、ロシア大統領府は声明を出し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がミルジヨエフ氏に電話で祝意を伝えるとともに、ロシア訪問を招請したことを明らかにした。(c)AFP