【12月4日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は3日、第13節の試合が行われ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)は2-1でシャルケ04(Schalke04)に勝利し、リーグ首位を守った。

 ライプツィヒは微妙な判定で得たPKで開始早々に先制すると、前半32分にセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)のゴールで同点に追いつかれたものの、後半開始直後に今度はそのコラシナツのオウンゴールで勝ち越し、昇格1年目のシーズンでリーグ戦10勝目を挙げるとともに、無敗記録を13試合に伸ばした。

 前日の試合でマインツ05(Mainz 05)に勝利したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が暫定首位に立っていたが、ライプツィヒがすぐさま勝ち点3差の首位を奪い返している。クリスマス休暇前の大一番である両チームの直接対決は、21日にバイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で行われる。

 この試合では、1点目のPKが物議を醸している。試合開始わずか19秒、ライプツィヒのティモ・ヴェルナー(Timo Werner)がエリア内で倒れると、主審はGKラルフ・フェールマン(Ralf Faehrmann)との接触があったとしてPKを指示。映像では、ヴェルナーがわざと倒れ込んでいるようにも見えたが判定は変わらず、チーム得点王のヴェルナーがしっかり決めて今季8得点目を挙げた。

 主審は後に映像を見返して、判定が間違いだったことを認めている。ヴェルナー本人は、フェールマンとの接触はなかったと主審に伝えたことを明かす一方で、倒れたのはDFのナウド(Naldo)に押されたからだと主張している。

 映像を確認したヴェルナーは、「ダイブのように見えるのは申し訳ないが、意図的じゃない。ナウドに押されたんだ。フェールマンとの接触はなかったと主審に伝えたが、みんな熱くなっていたせいもあって、聞こえていないようだった」と話した。

 一方、PKを与えた上にイエローカードまで提示されたフェールマンは、試合終了からかなり経っても怒りが収まらない様子で、「気分が悪い。ヴェルナーは主審に、接触はなかったと言っていた。それでも僕はイエローカードをもらった」とコメントした。

 8位のシャルケは、これで9月末から続いていた公式戦の無敗記録が途切れ、13試合ぶりの黒星を喫している。

■ドルトは快勝でレアル戦に弾み

 ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は4-1でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に快勝し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のレアル・マドリード(Real Madrid)戦に弾みをつけた。

 本拠地でボルシアMGのラファエウ(Raffael Caetano de Araujo)に先制点を許したドルトムントだったが、俊足マルコ・ロイス(Marco Reus)の3アシストの活躍もあり、逆転勝利を収めた。

 ドルトムントではピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が2得点を記録し、さらにルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)とウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)もゴールを決めている。

 チャンピオンズリーグでは、すでにドルトムントとレアルはグループリーグ突破を決めているが、7日にサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる一戦は、グループFの首位通過を懸けた戦いとなる。(c)AFP/Ryland JAMES