【12月4日 AFP】16-17スペイン1部リーグは3日、第14節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)の伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」は、レアルのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が終了間際に同点ゴールを決めて、1-1の引き分けに終わった。

 試合は後半8分、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のFKにルイス・スアレス(Luis Suarez)が合わせてバルセロナが先制。そのまま優勝争いを再び面白くする勝利を収めるかに見えた。

 ところが、ネイマールとリオネル・メッシ(Lionel Messi)が何度か好機をつかみながらも追加点を決めきれずにいると、迎えた後半ロスタイム1分、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)のFKからレアル主将のラモスに豪快な同点のヘディングシュートを決められ、その代償を払わされる結果に終わった。

 これでレアルは公式戦での無敗を33試合に伸ばすとともに、バルセロナとの勝ち点6差を維持してリーグ首位を守っている。

 レアルを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「またしてもチームのハートに言及しないわけにはいかない。選手たちは最後まで信じ続け、重要な引き分けをもぎ取った」とコメントした。

 本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で勝ち点3を逃したバルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、運のなさを嘆きつつ、ドローの要因に決定力不足も挙げた。

「チームとしての出来は、相手よりも良かったと思う。このところ、われわれにとってはアンフェアなことが続いている」

「非常に痛い引き分けだが、リーグ戦はまだ14試合を消化しただけで、先は長い。内容を改善して、特にホームで成績を伸ばさなくてはならない。われわれの現在地は、目指すところとは程遠い」 (c)AFP/Kieran CANNING