【12月3日 AFP】 フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、自身初の総合優勝を果たしたニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が、今季の勝因として、日本の禅師による手助けがあったと明かした。独週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)が2日、同選手の電撃引退の数時間後に報じた。

 所属チームのメルセデスAMG(Mercedes AMG)で3度の世界王者に輝いた実績を持つチームメート、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)との激しく、ときに苦いライバル関係を前にしながら、総合王座を目指したロズベルグは、京都で座禅のテクニックを学んだという。

 ロズベルグは同紙に対し、「リラックスして、自分の気持ちに集中する時間を取るんだ。怒りや心配など負の感情を含めて、己の感情を受け入れられるようになる」と、禅の効果について語った。

「F1の世界は少し病んでいる。たくさんのエゴが互いにぶつかり合っている」

「皆、自分のことを第一に考えて、他人が不利益になる状況を利用しようとするんだ。多くの金が絡んだ小さな世界なんだよ」

(c)AFP