【12月2日 AFP】男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2016 Hero World Challenge)は1日、バハマ・ナッソー(Nassau)のアルバニーGC(Albany Golf Club)で開幕し、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は待望の復帰戦でメジャー通算14勝を挙げた姿を垣間見せたものの終盤に崩れ、1オーバーの17位となった。

 腰の手術で1年4か月間ツアーを離れていたウッズは、18人の招待選手が出場する同大会で、前半に3連続バーディーを決めるなど、8番までに4アンダーで首位に並んでいた。しかし、そこから調子が崩れ、最終ホールのダブルボギーを含め5オーバーをたたき、初日首位に立ったJ.B.ホームズ(J.B. Holmes、米国)に9打差をつけられた。

 ウッズはラウンドを振り返り、「全体的には手応えを感じた。もっと良いラウンドをこなせたはずが、3回茂みに1回池に打ち込んでしまい、脇道にそらしてしまった」とコメントした。

 現在は世界898位まで後退している元世界ランク1位は、2015年8月のウィンダム選手権(Wyndham championship 2015)で10位タイに終わって以来の出場となった大会で、パー5の3番と6番のほかパー4の7番、さらにパー3の8番でバーディーを記録したものの、コースで最も長い603ヤードの距離があるパー5の9番では、ティーショットをフェアウェー左の深いラフがあるバンカーに入れると、チップショットも外してしまい、復帰戦で初のボギーをたたいた。

「ラウンド中盤のパー5のプレーはだめだった。そこから、崩れてしまった」と話したウッズは、11番のパー5もボギーとした後、15番のパー5ではバーディーを記録。しかし、パー4の16番で痛恨のダブルボギーをたたくと、最終ホールはティーショットが池につかまり、さらに2打を失った。

「せっかくのラウンドが、最後に台無しになってしまった。茂みや岩で打球が横にそれてしまった」

 今月30日に41歳になるウッズは、不本意なスコアでホールアウトした原因について、疲労ではなくミスであると分析し、「いくつか本当にもったいないミスをしてしまった。普段はしないようなミスだ。だけど、久しぶりのプレーだったからね」とすると、「気持ちを切り替えればいい。あと3日あるし、週末には風も吹きそうだから、もう少し良いプレーができると思う」とコメントした。

 初日を終えて上位には、8アンダーで首位のホームズに続き、松山英樹(Hideki Matsuyama)が7アンダーで2位、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が6アンダーで3位につけている。(c)AFP/Jim SLATER