【12月1日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2016-17)は30日、4回戦の第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督の息子エンツォ(Enzo Alan Zidane Fernandez)が公式戦デビューで初得点を記録するなど、3部のクルトゥラル・レオネサ(Cultural Leonesa)に6-1で大勝。2試合合計スコア13-2でベスト16に駒を進めた。

 現役時代はフランス代表の名選手だったジダン監督は、全員がレアルの下部組織に所属する4人兄弟の長男エンツォを後半からピッチに投入。すると21歳のエンツォは後半18分、ペナルティーエリアの手前から低い弾道のシュートを決め、父から受け継いだ才能の片りんをみせた。

 エンツォのゴールについて「彼の父親としてはとてもうれしい」とコメントしたジダン監督は、「しかし、私は指導者として彼がピッチ上でどういうプレーをしているのかを見ているし、チーム全員のプレーに満足している」と語った。

 敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われるFCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」を週末に控え、レアルは2-1で勝利したスポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)とのリーグ戦から先発を9人変更し、17歳のマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)を初めて先発起用した。

 するとレアルは試合開始からわずか23秒でドミニカ共和国代表のマリアーノ・ディアス・メヒア(Mariano Diaz Mejia)が先制点を挙げる幸先の良い立ち上がりをみせると、その後もハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、再びマリアーノが得点を重ねてリードを広げた。

 前半終了直前に1点を返されたレアルだったが、後半にエンツォがゴールを決めると、レオネサのオウンゴール、そしてマリアーノのハットトリック達成で突き放した。(c)AFP/Kieran CANNING