【12月1日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)は30日、準々決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は4-1でウェストハム(West Ham)に圧勝し、準決勝進出を決めた。

 ウェストハムと対戦した先月27日のリーグ戦で、水の入ったボトルを蹴ったとしてジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が1試合のベンチ入り禁止処分を受けたユナイテッドだったが、その悪影響はまったく無かった。

 前半2分にズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)のゴールで先制したユナイテッドは、アシュリー・フレッチャー(Ashley Fletcher)に同点ゴールを許したものの、後半にアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が2得点を挙げて試合の主導権を握ると、ロスタイムにイブラヒモビッチがチーム4点目のゴールを決めた。ユナイテッドでは、バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)がベンチから今季初出場を果たしている。

 勝利したユナイテッドは、2試合が行われる準決勝でハル・シティ(Hull City)との対戦が決まっている。

 一方、同日行われたもう1試合では、サウサンプトン(Southampton FC)が2-0でアーセナル(Arsenal)を下し、リバプール(Liverpool FC)との準決勝に駒を進めた。

 これまで獲得したことのない今大会のタイトルを狙うアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、前の試合から10人を入れ替えてこの試合に臨んだが、これが裏目に出て公式戦19戦無敗の記録が途切れた。

 サウサンプトンは前半13分にヨルディ・クラシー(Jordy Clasie)のゴールで先制すると、同38分にはライアン・バートランド(Ryan Bertrand)が追加点を挙げた。

 アーセナルは、今季リーグ開幕戦でリバプールに3-4で敗れて以来となる黒星を喫している。(c)AFP/Tom WILLIAMS