【11月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で、連覇を逃したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、チームとの不和がうわさされるなかでタイヤテストに参加したしたものの、「体調不良」でテストを早退した。

 最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2016)で、チームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を押しのけて王座を守ろうとしたハミルトンには、チームから何らかの処分が下される可能性がある。

 そのなかで、ハミルトンはレッドブル(Red Bull)やフェラーリ(Ferrari)の面々とともに、タイヤメーカーのピレリ(Pirelli)社が行うテストシリーズの最終日に臨んだ。テストの目的は、来シーズン使用予定のマシンに合わせたタイヤのラバーの厚みを評価することにある。

 しかし、F1サイトの「autosport.com」や複数の英紙が報じたところによれば、ハミルトンは体調不良を訴えて終日参加予定だったテストを早退し、チームは代わって、待機していたリザーブのパスカル・ウェーレイン(Pascal Wehrlein)にドライバーを任せたという。

 ハミルトンはアブダビGPで優勝を果たしたものの、年間王者の座はチームメートのロズベルグに明け渡した。(c)AFP