【11月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のイタリアGP(Italian Grand Prix)が、2017年からの少なくとも3年間、モンツァ・サーキット(Monza Circuit)で開催されることが決まった。イタリア自動車連盟(ACI)が29日、発表した。

 9月に行われたF1の商業面を統括するバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏との交渉が総額6800万ユーロ(約79億円)でほぼまとまっていたため、ACIは契約締結に自信を持っていたが、この日ようやく、F1有数のレースの歴史が続くことが決定した。

「契約!バーニー・エクレストン氏と、ACIのアンジェロ・スティッチ・ダミアーニ(Angelo Sticchi Damiani)会長が昨日、契約に署名した。これにより、イタリアGPは今後3年間、F1のカレンダーに残ることになる」

「世界屈指の権威と歴史を持つエキサイティングなレースをイタリアが70年ぶりに失うという、最悪の可能性をなんとか避けることができた」

 1921年にモンツァ・サーキットで初開催されたイタリアGPは、F1世界選手権が始まった1950年から続いている数少ない伝統ある大会でもあるが、費用などを理由に契約延長の交渉が停滞し、1年にわたって話し合いが続けられていた。

 今季の同GPでは、年間王者に輝いたメルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が制している。(c)AFP