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「怒ったまま寝るな」に科学的信ぴょう性、記憶実験で示唆

2016年11月30日 12:43 発信地:パリ/フランス

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「怒ったまま寝るな」に科学的信ぴょう性、記憶実験で示唆
寝室の風景(2010年10月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEFF PACHOUD

■記憶のコントロールで精神医学に応用も

 睡眠は、新たに獲得された情報が脳内で保存、処理され、短期記憶から長期記憶のネットワークへと移動する仕組みに影響を及ぼすことが知られている。

 研究チームによると、好ましくない、トラウマ(心的外傷)となるような出来事の記憶は、好ましい記憶や、どちらでもない経験の記憶よりも長期間残る場合が多いという。だがこれらの記憶はある程度、意識的に制御することが可能だ。

 悪い記憶を抑圧できないことは、抑うつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)など多くの精神医学上の問題と関連している。

 今回の最新研究が行われるまで「記憶の抑圧は睡眠の前後どちらがしやすいのか、あるいはしにくいのか、分かっていなかった」と柳氏は指摘した。

 このようなプロセスに関する理解を深めることで、PTSDなどの疾患に対する治療の向上につながる可能性がある。「例えば、トラウマ的な経験をした直後の睡眠剥奪により、トラウマとなる記憶の強化を防ぎ、その形成を阻止する機会を提供できる可能性がある」と、論文の執筆者らは記している。(c)AFP
 


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