【11月30日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)は29日、準々決勝が行われ、リバプール(Liverpool FC)はベン・ウッドバーン(Ben Woodburn)がクラブ史上最年少ゴールを記録するなど、2部リーズ・ユナイテッド(Leeds United)に2-0で勝利し、準決勝に進出した。

 ウッドバーンは後半36分、熱狂的なことで有名なアンフィールド(Anfield)のホームゴール裏の前でゴールを決め、一生忘れられない瞬間を堪能した。17歳と45日でのゴールは、クラブの元スターであるマイケル・オーウェン(Michael Owen)氏が1997年のウィンブルドンFC(Wimbledon FC)戦で決めた、17歳と143日でのゴールを上回る史上最年少記録となった。

 オーウェン氏はツイッター(Twitter)で「僕の記録を塗り替える新しい記録が生まれた!17歳と45日でのリバプールFC史上最年少ゴール。おめでとうベン・ウッドバーン。#KopEnd」と投稿している。

 チェシャ―(Cheshire)州生まれのウッドバーンは、26日のサンダーランド(Sunderland AFC)戦で、クラブ史上3番目の若さでトップチームデビューを飾ったばかり。先日にはクラブと長期契約を結び、現在はウェールズU-19代表に選出されているが、イングランドのフル代表入りの資格も残している。

 スター誕生を宣言するにはさすがにまだ早すぎるが、ユース世代での目を見張る活躍と、夢のような初ゴールを決める強運ぶりを考えれば、これから目が離せない選手の一人だろう。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、「ベンは知っての通りまだ若い。素敵なストーリーだし、彼のことは選手みんなが本当に喜んでいる」と話した。

「控室ではみんなが笑っているよ。彼にとっても、われわれにとっても素晴らしい瞬間だ」

 ディボック・オリジ(Divock Origi)、そしてウッドバーンのゴールで勝利したリバプールは、3季連続のリーグ杯ベスト4入りを決めている。(c)AFP