【11月29日 AFP】米大統領選で結果が確定していない最後の州となっていた中西部ミシガン(Michigan)州は28日、共和党候補だったドナルド・トランプ(Donald Trump)氏がわずかな差で民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏に勝利したと発表した。最終的な獲得選挙人数はトランプ氏が306人、クリントン氏が232人となった。

 州の開票点検委員会が結果を認証した。その後ルース・ジョンソン(Ruth Johnson)州務長官が出した声明によると、トランプ氏の得票はクリントン氏を1万704票上回った。認証を受けて、ミシガン州に割り振られた16人の選挙人票は正式にトランプ氏のものとなった。

 ただミシガン州の開票結果については、緑の党の大統領候補だったジル・スタイン(Jill Stein)氏が中西部ウィスコンシン(Wisconsin)州に続いて再集計を請求する見通しとなっている。申し立ては30日が期限。

 申し立てが行われたとしても、自動的に再集計に進むわけではない。トランプ氏は再集計の要請に異議を申し立てる期間として1週間が与えられ、実施は来月半ばまでずれ込む可能性もある。

 選挙人が各州の得票数結果に応じて正式に票を投じる選挙人投票は、来月19日に予定されている。(c)AFP