【11月29日 AFP】(更新)米中西部オハイオ(Ohio)州コロンバス(Columbus)にあるオハイオ州立大学(Ohio State University)で28日、男が車で通行人を次々とはねた上、肉切り包丁で人々に切り付ける事件が発生し、9人が負傷した。容疑者は警察により射殺された。地元警察が明らかにした。

 コロンバス市警のキム・ジェイコブス(Kim Jacobs)署長によると、捜査当局はテロ事件の可能性も視野に調べを進めている。事件を受けて大学構内は一時封鎖されたが、数時間後に現場の安全が確保されたとして封鎖措置は解除された。

 同大に駐在する警察が記者会見で明かしたところによると、容疑者の男は午前9時52分(日本時間午後11時52分)ごろ、車で縁石に乗り上げて歩行者らに突っ込んだ後、「車を出て肉切り包丁で歩行者らに切りかかり始めた」という。

 その後、「警察官が現場に1分もかからずに到着し、1分以内に事態を収拾した。容疑者と対峙(たいじ)し、脅威を排除した」としている。

 負傷者9人は病院に搬送され、うち1人は重体だが残る8人の容体は安定しているという。(c)AFP