【11月27日 AFP】16-17スペイン1部リーグは26日、第13節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-1でスポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)を下し、リーグ首位を守った。

 レアルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のPKで先制すると、さらにロナウドのこの日2点目となるヘディングシュートで追加点。前半20分を前に2-0とし、この時点では簡単な試合になるかに思われた。

 ところが前半35分にカルロス・カルモナ(Carlos Carmona)のゴールで1点を返されると、さらに後半33分にはナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')がペナルティーエリア内でファウルを犯し、下位に沈むヒホンがレアルの本拠地で望外の勝ち点1を手にする大きなチャンスを迎えた。

 しかし、デュイェ・チョプ(Duje Cop)のキックは枠を外れ、最後は降りしきる雨の中で1点差を守り切ったレアルが公式戦無敗記録を31試合に伸ばした。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「忘れるべき試合。思い通りにいかなかった。あらゆるものが少しずつ足りなかったが、勝ち点3を取れたのは良かったし、一番大切なのはそこだ」とコメントした。

 レアルは次週、敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われるFCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦、今季1回目の「エル・クラシコ(El Clasico)」に臨む。

 レアルと勝ち点7差の暫定3位につけるバルセロナは、27日のレアル・ソシエダ(Real Sociedad)戦に勝利すれば、勝ち点4差の2位に復帰してクラシコを迎えられるが、チームはソシエダとのアウェーゲームで9年間勝利がない。

 この日、下位に低迷するバレンシア(Valencia CF)に2-1で勝利したセビージャFC(Sevilla FC)が、暫定で2位に浮上している。(c)AFP/Kieran CANNING