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NASA、「宇宙服内蔵トイレ」を公募 賞金3万ドル

2016年11月24日 13:43 発信地:マイアミ/米国

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NASA、「宇宙服内蔵トイレ」を公募 賞金3万ドル
米航空宇宙局(NASA)のロゴ。米フロリダ州のケネディ宇宙センターで(2011年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/STAN HONDA

【11月24日 AFP】トイレに行きたいけれど、広い宇宙の大海原で宇宙服にがっちりと身を包み、周囲にはトイレはなく、すぐそばに他の宇宙飛行士らがいる状況だったら、あなたはどうするだろうか。

 この厄介な問題を解決するため、米航空宇宙局(NASA)は宇宙用トイレのアイデア募集に乗り出した。優勝者には、賞金3万ドル(約340万円)を授与するという。

 募集するのは宇宙服に内蔵する個人用の排せつ物処理システムで、両手を使わずに最長6日間使用可能であることが条件となっている。応募の締め切りは12月20日で、詳細はウェブサイト(www.herox.com/SpacePoop)に掲載されている。

 小惑星や火星などはるか遠くの目的地に向けた今後のミッションでは、まともなトイレが使用できるまでに最長144時間、日数にして6日間ほどかかるとNASAはみている。

 宇宙飛行士らは緊急時ともなると、与圧されてごわごわしたオレンジ色の宇宙服に加え、ヘルメットとグローブを着用しなければならない場合もある。

 NASAによると、「宇宙服を着用している時は自分の体に触れることができず、鼻の頭をかくことさえできない」という。

 問題は、無重力では個体は空中を漂う一方で、液体は塊となって浮かび上がり、肌に付着する場合があることだ。

 NASAは、「こうした個体や液体が6日間も体についているのは嫌なものだ」と指摘し、赤ちゃんがおむつかぶれを起こしやすいことを例に挙げた。

 国際宇宙ステーション(ISS)では現在、排せつ物を処理しやすくするため、吸引機やチューブなどを使った装置が使用されている。

 NASAは、賞金を最大3組にまで授与するとしており、受賞作品は1年以内に試験を行い、3年以内に完全運用することを目指している。(c)AFP

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