【11月24日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は23日、グループリーグ第5節が各地で行われ、グループAのアーセナル(Arsenal)とパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の試合は2-2の引き分けに終わった。

 この試合に勝利すれば、グループ1位を確定させ、決勝トーナメント1回戦で比較的楽な組み合わせを期待できるアーセナルだったが、後半途中まで保っていた2-1のリードを守り切れず、首位通過を決める機会を逃した。

 エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)に先制点を許したアーセナルは、前半終了間際にオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで追いついてハーフタイムに入ると、迎えた後半にマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)のオウンゴールで一時は勝ち越しに成功した。

 しかし、終盤にルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)のヘディングシュートからオウンゴールで同点に持ち込まれたことで、グループ1位の行方は12月6日の最終節に持ち越されることとなった。両チームはすでに16強入りを決めている。

 現在2位のアーセナルは、敵地でFCバーゼル(FC Basel)と対戦。一方で、同勝ち点ながらアーセナルとの直接対決の結果で首位に立つPSGは、やや有利な立場にあり、PFCルドゴレツ・ラズグラド(PFC Ludogorets Razgrad)とのホームゲームに勝利すれば、自力で1位通過を決めることができる。

 アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「いい時間帯もあったが、試合を支配するまでには至らなかった。心配なのは、2-1でリードしていながら追いつかれてしまったことだ。CKからあんなに簡単にゴールを許してしまったのは理解し難い」とコメントした。

「チームは創造性を欠いているが、少なくとも勝ち点1を取ることができた。1ポイントでは足りないかもしれないが、まだ2位通過が決まったわけではない」

 一方、PSGを率いるウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、「まだ最終節が残っているが、現時点で首位に立っているのはわれわれであり、もちろんそれは重要なことだ。引き分けは妥当な結果だと思うし、そのおかげでトップに立つことができた」とコメントした。(c)AFP/Steven GRIFFITHS