【11月21日 AFP】男子テニス、20日に行われたATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)決勝でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に敗れ、王座奪還が幻に終わったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、激動のシーズンを終えた今、つかの間の休息を楽しみにしていると口にした。

 29歳のジョコビッチは、6月以降はわずか1勝にとどまり、過去4連覇を果たしてきた最終戦の舞台で世界ランク1位奪還を阻止される屈辱を味わった。さらに最近は、霊的な教えを授けるとされる人物をチームに帯同したことで、周囲からは自身の私生活に対して批判を浴びた。

 常識的に言えば、全仏オープン(French Open 2016)で初優勝を果たすなど素晴らしいシーズンを過ごしたジョコビッチは、テニスを考えずに済むオフシーズンに入ることができてうれしいと言う。

ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)以降は本当に多くの感情を経験してきた。すべてを飲み込む必要があったが、そうした時間が持てなかった。今は大会のない1か月半を楽しみにしている」

「不変のものなんてない。今はしばしラケットを置き、とにかく回復に努めるときだ。それから、来季のことを考える」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS