【11月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は20日、ペルーの首都リマ(Lima)で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に安倍晋三(Shinzo Abe)首相と短い会話を交わし、日米の緊密な同盟関係に対する「米国の揺るぎない責任」を保証した。米政府当局者が明かした。

 来年1月にオバマ氏の後を引き継ぐドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は、大統領選の期間中、数千人規模の在日駐留米軍を撤退させる可能性や、日本が核武装する必要性に言及。安倍首相が最優先で取り組み、オバマ大統領が強く推進してきた環太平洋連携協定(TPP)についても、離脱の方針を掲げてきた。

 米ホワイトハウス(White House)当局者によると、オバマ氏はこうした中、APECの合間に安倍首相と立ち話をし、「同盟国である日本に対する米国の揺るぎない責任を保証するとともに、(オバマ・安倍両氏)2人の首脳の協力関係によって日米同盟をより強固にできたことに謝意を示した」という。(c)AFP