【11月20日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、33-30で日本に辛勝したウェールズは「現状に甘んじていた」と評した。

 ウェールズに対しては地元民からも批判の声が上がっているが、ジョーンズHCはそれだけでは足りないと言わぬばかりにそのパフォーマンスに厳しい言葉を浴びせた。

 敵地プリンシパリティ・スタジアム(Principality Stadium)で勝利をものにする可能性もあった日本は、同点で迎えた終了間際にサム・デービス(Sam Davies)のドロップゴールを許し、敗戦を喫した。

 昨年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で南アフリカから金星を奪った日本を指揮していたジョーンズHCは、「涙が流れることになるだろう。日本人は勝っては泣き、負けては泣く。多くの涙が流されるだろう。彼らにとっては素晴らしい結果だ。ウェールズはまたも現状に甘んじていた」と語った。

「ウェールズのメンバーからすれば、7人も8人も新たに代表入りした選手がいる日本に3点差で勝ってはいけない。その新たに選出された選手たちは、社会人ラグビー出身だ。私だって社会人ラグビーでプレーできる。ウェールズにとっては良くない結果だ」

 ジョーンズHC率いるイングランドは同日、フィジーとテストマッチを行い、58-15と快勝。ジョーンズHC就任後は11戦11勝としている。(c)AFP