【11月19日 AFP】イエメン政府を支援しているサウジアラビア主導の連合軍は、イランを後ろ盾とする反政府勢力に対して19日から48時間の停戦に入ることを国営サウジ通信(SPA)のウェブサイト上で発表した。停戦期間は延長される可能性もある。

 連合軍が発表した声明によれば、「イエメン時間19日正午(日本時間同日午後6時)から停戦することを決定した」として、反政府勢力のイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」が停戦を守り、同勢力が包囲している南西部の都市タイズ(Taez)などへの支援物資の搬送を認めた場合は、停戦期間を延長する考えを明らかにしている。

 声明によると、現在サウジアラビアのリヤド(Riyadh)にいるイエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ(Abd-Rabbo Mansour Hadi)暫定大統領がサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王に停戦を要請した。(c)AFP