【11月18日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は、退役陸軍中将のマイケル・フリン(Michael Flynn)元国防情報局長(57)に対し、国家安全保障問題担当の大統領補佐官への就任を打診した。米メディアが17日、トランプ陣営の関係者の話として報じた。

 フリン氏は、米軍の情報将校としてアフガニスタンとイラクで過激派掃討作戦を支援し、高い評価を得た。しかし、今回の米大統領選ではトランプ陣営の国家安全保障分野に関する主要アドバイザーを務め、イスラム過激派に対する強硬路線を主張する有力な候補者代理人として注目を集めるとともに、多方面から批判を浴びていた。

 フリン氏は2014年、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領に国防情報局長職を解任され、以降はオバマ氏を公然と批判。イスラム過激派の脅威に関する警告にオバマ政権が耳を傾けようとしなかったと非難していた。(c)AFP