【11月18日 AFP】米大リーグ(MLB)は17日、2016年シーズンの最優秀選手(MVP)を発表し、ナ・リーグはシカゴ・カブス(Chicago Cubs)のクリス・ブライアント(Kris Bryant)、ア・リーグはロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)のマイク・トラウト(Mike Trout)が選出された。

 24歳のブライアントは、レギュラーシーズンで39本塁打、102打点の成績を残すと、ワールドシリーズではカブスにとって108年ぶりとなる優勝に貢献。カブスからMVPが選出されたのは、サミー・ソーサ(Sammy Sosa)氏が1998年に受賞して以来となった。

 ブライアントはまた、昨季の新人王にも輝いており、同タイトルを獲得した翌年のMVP受賞はカル・リプケン・ジュニア(Cal Ripken Jr.)氏、ダスティン・ペドロイア(Dustin Pedroia)、ライアン・ハワード(Ryan Howard)に続き、メジャー史上4人目の快挙となっている。

 一方、25歳のトラウトは2014年に続いてのMVP受賞となった。今季は打率3割1分5厘、29本塁打、100打点、30盗塁の成績を残しており、123得点と116四死球はリーグ最多だった。

 シーズンMVPは全米野球担当記者協会(BBWAA)の記者投票で選出され、トラウトは2012年、2013年、2015年の投票で2位となっていたが、得票数は今季を合わせると5年連続で上位3位以内に入り、チームメートのアルバート・プホルス(Albert Pujols)、元本塁打王のバリー・ボンズ(Barry Bonds)氏の記録と並んでいる。(c)AFP