【11月15日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)は14日、2日目が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)が6-2、6-3で第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を下し、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)での雪辱を果たした。 

 9月に行われた全米準決勝でのリベンジを成し遂げた錦織は試合後、「第1ゲームから非常に安定していたし、自信があった。スライスを多用してきたり、さまざまなショットを使ってきたりして、スタンを相手にするのは簡単ではなかったが、今日は良い試合ができたと思う」と振り返った。

 ワウリンカの他に、世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)や元全米覇者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)とラウンドロビンで競う錦織は今大会、2014年大会以来のベスト4進出を狙っている。

 また、今季終了時のランキングを3位で締めくくる可能性を残している錦織は、「試合に勝ち、世界3位になることは今週の目標だ。ランキングを上げる可能性があるし、最近は良いプレーができているので、この調子でいきたい」と話した。

 過去3年間の同大会で4強入りしているワウリンカは、この試合の直前まで錦織との通算成績を4勝2敗としていた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS