【11月14日 AFP】16NFLは13日、第10週の試合が行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)は見事な守備から決勝点を奪い、25-23でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に勝利した。

 第4クオーター終盤、セインツが23-23と同点に追い付き迎えたポイントアフタータッチダウンの場面で、NFLでも屈指の大胆なプレーが飛び出た。ブロンコスはセーフティーを務めるジャスティン・シモンズ(Justin Simmons)がオフェンスラインを飛び越えてキックされたボールをブロックすると、そのこぼれ球を拾ったウィル・パークス(Will Parks)が84ヤード(約77メートル)を駆け抜け、ディフェンシブコンバージョンで2点を挙げた。

 ブロンコスのゲーリー・クビアク(Gary Kubiak)ヘッドコーチ(HC)は、「相手に触ってしまったらブロックが無効になるから決死のプレーだった。彼(シモンズ)は良いタイミングでジャンプして仕事をやってのけ、勝利を手にした。試合の中にはリスクをかける価値のある場面がいくつかあるが、あれがその一つだった」とコメントした。

 パークスがサイドラインぎりぎりの所を駆け上がったため、セインツ陣営はラインの外に出たのではないかと抗議。レビューの対象となったが得点は認められた。

 セインツのショーン・ペイトン(Sean Payton)HCは「最後にあのような形で負けるのは厳しいものだ。(パークスがラインを越えたかどうかは)難しいところだ。審判もベストを尽くして見てくれただろうと思う」と語っている。(c)AFP