【11月14日 AFP】女子テニス、国別対抗戦フェドカップ(2016 Fed Cup)は13日、ワールドグループ1部決勝が行われ、両チーム2勝2敗で迎えた最後のダブルスで、チェコのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)/バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova)組が、フランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic)組を破り、大会3連覇を達成した。

 チェコの大会制覇は3年連続で、通算では10回目の優勝。これは史上最多となる17回の優勝を遂げている米国に次ぐ歴代2位の記録となる。2011年、2012年、2014年、2015年にも優勝を経験しているストリコバは、「信じられません。ちょっとまだ言葉になりませんが、これからお祝いします。私にとって5回目の優勝ですが、すごく特別な気持ちです。本当に信じられません」とコメントしている。

 この日の第1試合では、ガルシアが全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)ファイナリストで世界ランク6位のプリスコバに6-3、3-6、6-3で勝利し、フランスが2003年以来の大会制覇に王手をかけた。

 しかし、チェコは続く第2試合で負傷のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)に代わって抜てきされたストリコバが、アリーゼ・コルネ(Alize Cornet)に6-2、7-6で勝利し、決着を最後のダブルスへ持ち込むと、プリスコバ/ストリコバ組が全仏オープンテニス(French Open 2016)優勝ペアを7-5、7-5で退けた。

 現在監督を務めるアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏を擁し、米国を破った13年前の再現を狙ったフランスだったが、3度目の大会制覇はならなかった。ガルシアは「優勝まであと少しだったのに、準優勝のトロフィーを持ち帰らなければならないなんてつらい」とコメントした。(c)AFP