【11月13日 AFP】次期米大統領に決まった共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、大統領選での勝利にはツイッター(Twitter)などのソーシャルメディアを挑発的に活用したことが役立ち、これが「反撃」の手段となったと、CBSテレビの看板ニュース番組「60ミニッツ(60 Minutes)」で語った。

 同番組とのインタビューでトランプ氏は、大統領に就任した後はソーシャルメディアの利用を自重するとしぶしぶながら述べる一方、何もやましいことはないと語った。また「フェイスブック(Facebook)やツイッター、インスタグラム(Instagram)などにおいて、私は(フォロワー)数の面でこんなにも力がある。彼ら(他の出馬者)は私よりも潤沢な資金を選挙戦に投じてきたが、ソーシャルメディアは私が全面的に選挙戦を切り抜けるために役立ったと思う。そして私は勝った」と述べ、悪意ある話題や不正確な情報を流されても、自分にはソーシャルメディアという反撃手段があったと語った。

 さらにトランプ氏は、ソーシャルメディアを「最高のコミュニケーション手段」と評し、自身のフォロワーは2800万人に上りインタビューの前日にも新たに10万人増えたなどと自慢げに語った。

 このインタビューは13日放送予定だが抜粋が12日に公表された。

 長期におよんだ波乱の選挙戦の最中、トランプ氏はツイッターを通じて対立候補をあざけり自身への批判には激しい非難を浴びせてきた。これが同氏を泡沫候補から世界で最も影響力を持つ国のトップに押し上げる結果となった。(c)AFP