【11月13日 AFP】16-17フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯(Trophee de France 2016)は12日、男子シングルのフリースケーティング(FS)などが行われ、ハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)が合計285.38点で先週のロシア杯(Rostelecom Cup 2016)に続く優勝を飾り、GFPシリーズファイナルの出場権を獲得した。

 トリプルアクセルで転倒したフェルナンデスだったが、3度の4回転ジャンプを見せるなどエルビス・プレスリー(Elvis Presley)のメドレーに乗せた演技で観客を魅了し、188.81点を記録した。しかしながら、この結果はロシア杯の得点を12点ほど下回っている。

 2014年と15年シーズンは銀メダルに終わっているGPファイナルで、初の金メダル獲得を目指すフェルナンデスは、「きつかった。2週連続の大会出場は初めて。100パーセントの状態になるのは難しかった。とはいえ、GPファイナルの出場が決まってうれしい。五輪とともに、まだ金メダルが手にできていないから」と語った。

 2位には合計269.26点でデニス・テン(Denis Ten、カザフスタン)、3位には合計267.53点でアダム・リッポン(Adam Rippon、米国)が続いた。無良崇人(Takahito Mura)は合計248.42点で5位に入った。

 一方、ペアではドイツのアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ブリュノ・マッソ(Bruno Massot)組が合計210.59点でこちらもロシア杯に続いて優勝を果たした。

 また、アイスダンスでは地元フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)と、この日22歳の誕生日を迎えたギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)のペアが合計193.50点でシーズン初戦を飾った。今季の最高得点を記録したパパダキス/シゼロン組は、日本で開催されるNHK杯(NHK Trophy 2016)にエントリーしている。(c)AFP